LEGO BIG MORLインタビュー No.1

11年めに突入して最高傑作アルバムがリリース!!

LEGO BIG MORLがすごいアルバムを作りました。『心臓の居場所』。タイトルからして、音楽作品ではないような異質な響きがします。その印象通り、まさに「作品」という佇まいです。新しいアーティストに出会ったかのような新作、ぜひ!!

CC:すごいのできましたね。

LEGO:ありがとうございます。

CC:インタビューって、まずプランってを立てるわけですよ。こういうの聞いていって、こういう流れでって。でもこの『心臓の居場所』はそういうんじゃないな、「作品」を観てる感じ。例えば絵画や美術品を見たときって、どう感じるかが大事で、それを解説しながら観るのもヤボだし。カタチ通りに質問するのは無粋かなっていう感じがとてもする。他の人になんて言われます??

ヒロキ:いまのところはいい反応はいただいてて、美しかったりとか、いい意味で肩肘張ってない感じがいいねって言ってもらったり。

CC:今この「作品」に到達したのは、10年経ったから? これをやりたかったのか!っていう感じがとてもします。前回のベストアルバムがあって、これを作って「おおっ!」て思いました。

ヒロキ:そうですね、10年たったからっていうのももちろんある上で、かつ去年10周年イヤーがあったからやと思います。10周年イヤーでのツアーの手応えがすごかったんで。

CC:いつごろからこの曲たちはでき始めたんですか?

カナタ:バラバラではあるんですけど、5~6年前からある曲もあるし、『居場所』『美しい遺書』『未来』などは新しい音です。コンセプトが「歌を軸にしたアルバム」にしよというところでこのアルバムが完成してるので、ようやくほんまにそのLEGOとしてのやりたかったことっていうところの形にようやくなったかなと思っています。

CC:これまでもアルバムを作るたびに、そのときそのときの最高値を出してきてるわけじゃないですか。リリースするたびにそれが更新されていくなかで、やりたいことはこうなんじゃないかっていうのが高まってこの形になったってことですか? それともずっと根っこのところで思ってたことがやっと形になったっていうことなんですかね?

カナタ:自分の歌に関して言えば、表現の仕方っていうのは、自分らしさっていったら変な言い方ですけど、表現の仕方は色々できるなっていうのはずっと思ってました。その自分の歌を届けるためにどう工夫すればいいのかっていうのはずっと考えてる上で、4枚アルバムを出してきてたんですよ。それがこの5枚目にして、ここが自分の居場所なんかなっていう感じになって。やっと落ち着いたというか。なんかやっぱり力まず、無理に力強くとかじゃなく、素直に歌えた、歌える曲ができたなって。

 もともとトリッキーなことを常に考えてるバンドではあったんですが、けれどもともとメロディーを作る上では、自分がその通ってきたルーツというか、90年代のj-popの美しいメロディーラインっていうのはずっと今でも好きなんです。そこはあえて避けてきたんですけど、今回は「歌モノのアルバムを作る」ってみんなが思ってるからこそ、じゃあそういうメロディーも今やったら納得できるんじゃないかなと思いましたね。

CC:言葉の選び方が、変に抽象的だったりとか置き換えたりとかが少なくて、わかりやすい言葉が多いから、すごい色々浮かんできました。で、思ったのは、一曲一曲がオムニバスのドラマになっていて、それが11曲続くうちに全体のストーリーができてるんじゃないの?これって。すごく考え込まれたアルバムなんじゃないのかなと思いました。

カナタ:アルバムを作るときって、これだけの曲があるから、こういうふうなカラーに揃えようみたいな感じで最後にまとめるんですけど。このアルバムに関していえば、初からテーマが決まっていて、そこに向かって自分たちがどうアプローチしていくか、どういう曲選んで、どういう曲作っていってっていうことから始まってるんです。だから、ほんとによりシンプルになってるとは思うし、言葉の選び方もひとつのテーマに向かって発信してるからわかりやすのかもしれないですね。

『心臓の居場所』

初回盤<CD+フォトブック+ラバーバンド>3600円、通常盤<CD>3000円

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