KEYTALKインタビュー Vol.2
とくにアルバム中盤をお聴き逃しなく!!!おすすめです!!
CC:(笑)。話を戻しますが……そういえばシングル、11月、1月と出して、3月にアルバムってすごい短いスパンじゃないですか?
小野:いちおう戦略的なもので、『ASTRO』のときはもうアルバムへの流れ作りってところが強かった。
CC:11月にリリースしてから、別な顔で攻めてきましたよね。PVのテイストもバラバラで。『Love me』のポップなやつと、『ASTRO』のロックチューンが出て、最新の『Summer Venus』は、ちょっと面白い方向へ。
八木:その三つ、どれもボクらの武器で『Love me』は歌もの、『ASTRO』はロック、『Summer Venus』はパーティーチューン、ボクらの曲は大まかにわけるとだいたいこのどれかに当てはまると思うんですけど、それらの顔となる曲たちですね、その三曲は。
小野武正<Gt&Cho>
CC:その流れがあって、アルバムを出しましょうってなったときに、こういう自由な形のアルバムってイメージはできていたんですか? はじめに話し合ったりするんですか?
八木:実はまったく話してなくて、みんなの曲が出るまでどんなアルバムになるかわかんない感じでした。
CC:じゃあどういう進行でいったんですか? この日までにみなさん曲作ってきてくださいねー、っていう感じなんですか?
首藤:そうですね。ただ、誰がどういう曲作るとかは決めずに、出てくるまで楽しみにしてって感じ。その場で初めて聴いて。
CC:初めて聴いて、それから全員でチョイスするってことですか?
首藤:流れで。誰のこの曲入れたらよさそうだねみたいな感じで。
八木:最初はリードを決めたんですかね?
首藤:まず一曲リードチューンを決めようってことで『Summer Venus』が決まって、そっからって感じですね。
CC:なんか他のメンバーに気をつかったりしないんですか? この人はいっぱい作ってきたからいっぱい採用しようよとか。
首藤:すでに世に出ちゃってる曲が8曲あったので、あと、一人二、三曲だよねみたいな、バランス的に。
CC:じゃあフルで17曲っていうのは、そのときに決まったとか。
首藤:シングル曲とタイアップ曲、と配信とかで8曲既存曲が入ることは決まっていて、既存曲よりやっぱ新曲が多い方がいいよねっていう単純な話なんですけど。
CC:この曲順の流れはどうやって決めてるんですか?
首藤:いろいろ案を出して、ディレクターとかも第三者視点で曲順を考えてくれたりして、それで擦り合わせていった感じですね。
CC:ユーモアもあるなと思ったんですよ、曲順に。
八木:ありますね。特に、中盤。
CC:中盤ありますよね、前の曲がなかったことのように『Love me』が始まって。
首藤:そこは、もう満場一致でしたね(笑)
小野:『PARADISE』の聴きどころの一つです!
八木:『HOROBIRO』で完全にイっちゃってからの『Love me』。
CC:八木ちゃんの衝動とか闇の部分がこうやって爆発しつつ……。
小野:なかったことに(笑)
CC:あれ面白いです(笑)
八木:すごい安心感あっていいんですよ。これが逆だったら……(笑)
小野:逆だったらヤバい。
八木:逆はヤバい、メンヘラ。
小野:笑えないやつな。
CC:いやー、みなさんいろんなことできるんですねー(笑)
首藤義勝<Vo&Ba>
首藤:どの曲が好きですか?
CC:『STAY』かな。それと、もともと『boys & girls』が、朝の情景が浮かぶみたいな感じが好きで。あとこの、アイドルのポップソングみたいな曲も。『ミルクティーは恋の味』。
首藤:これは元々は『Love me』のときに作ってた曲で。そんときは全然違うアレンジで、もっとKEYTALKっぽかったんですけど、その曲をちょっと一回改造して、しっとりした感じにしたんですよ。
CC:それと感想ばっかりで申し訳ないんですが、寺中さんの声についておやって思うこともあって。愛想ある歌いかたしてるなってやつがあったり、まさに応援歌のような汗っぽいなっていうやつがあったりとか、歌いかたってどうやって決めてるんですか?
寺中:うーん、やっぱり歌詞ですかね。たとえば、八木ちゃんの『秘密』って曲は、ちょっと馬鹿っぽく歌ったりしたほうが合うのかなとかを考えたり、曲のイメージをまあ自分なりに飲み込んで、曲に合うようにって感じですね。
CC:そういうボーカルパートをイメージしながら曲を作ってることあるんですか? その『秘密』っていう曲だったら、KEYTALKのツインボーカルはこういう声の感じだし、こういう歌いかただからみたいなことを考えながら作ってることってあるんですか?
八木:作ってる段階、メロディーだけ作ってる段階で考えることもあります。今回は歌詞ができてからですね。歌ってほしい言葉とか、二人のイメージに、二人の個性が違うので、義勝に歌ってほしい言葉だったり、巨匠に歌ってほしい言葉だったりを選んで使ってみたりとかしますね。
CC:ちょっとイメージと違うなあ、なんてことはないんですか?
八木:いつもそれ以上のものを出してきてくれますよ。
CC:武正さんはどうですか?
小野:イメージはありますね、作ってる段階で。それで歌い分けを決めたりするので、頭の中で。
CC:武正さんの曲って、リズム感とか、韻をふむ感じって独特ですよね。このアルバムの中でも際だってます。早口言葉みたいな、日本語としては成立してないような、言葉のつなぎかたもしてるでしょ。
小野:してますね。面白いかなって思って。
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