「次世代美容師コンテスト」企画前夜②
『休刊したCHOKICHOKiなのに……」
ご存知のとおりCHOKICHOKiは、15年の7月号をもって休刊しました。
それでも、、、
「いやいやいや!なくなるのは困ります!」
「なんでもやりますから続けましょう!!」
という声が、やむことなく届いていました。声の主は美容師さんたちでした。
それでも迷っていた気持ちを「復活させよう」と決定的にしたのは、
「自分はCHOKiCHOKiを見て美容師になろうと思ったんですよ!」
という言葉でした。それも2〜3人どころの騒ぎじゃない。
まさかその人の人生のきっかけになっているなんて……。
とんでもなくうれしくて、ありがたかったです!!!
そして、
なにがなんでも、絶対になにかを返さなければ!!
でも、今は雑誌を見てサロンに行く時代ではありません。
それでも雑誌が欲しい理由は。CHOKiCHOKiでなければいけない理由は。
「チャンスがあるから」
CHOKiCHOKIは、2000年からずーっと、原宿とストリートファッションと、そして美容師さんを見つめていました。ヒットするヘアスタイル、流行するコーディネート、人気が出るサロン、新しく現れるスター。
でも、そんな外見的なことだけではない。
「誰かをカッコよくしたい、かわいくしたい」「目の前の人を笑顔にしたい」という美容師がもつ純粋な気持ちを尊敬しながら、デザインをする、創り出すというクリエイター気質を理解しています。それらを敬意をもって伝えてきました。
「チャンス」とは、有名になったり、人気が出ることだけではありません。思い切った作品が作れたり、表現ができる機会がある。まだ若くても、経験が浅くても、そんな機会がある。
撮影依頼が来たときから、どんなスタイルを作ろうかそわそわしてネットで調べ、本屋に行き、考えに考え抜いく。イメージに合うモデルが見つかるまでハントを繰り返す。いざ当日の朝は早朝からサロンに入り仕込む。スタジオに向かうタクシーの中ではいつもドキドキ。撮影のバックは? 照明は? ポーズの取らせ方は? ヘアの見せ方は? イメージ通りに写っている???……シャッター音が鳴る間、気が気じゃない。
いざ雑誌になって掲載されると「よかったー」とか「ああすればよかった、こうすればよかった」とか。実はそれよりも「あ、こっちの方がいい!」「負けた」。。。。くっそー。。そして「次こそは!」とモチベーションが上がってくるのがわかる。
こんな機会は滅多にない。これこそがチャンス。
やりましょーーーか!!
そんな機会、場所を作りましょーーーか!!!
美容師さんたちと過ごしてきた長い時間はダテじゃないです。
長い時間だからこそ信じているものがあるんです。
その志や情熱を。
深い思いや強い魂を。
日本の美容師の技術、デザイン力、表現力を、自信を持って伝えたい。
このコンテストが少しでもみなさんの力になればと思います。
ほんの小さな火種でも、美容界の活性化につながればと思います!
ぜひ、ご応募ください!!!
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