LEGO BIG MORLインタビュー No.4
CHOKiCHOKi世代にオススメしたいこと
CC:いやー、深い。作ってる方はそうでもないのかしら? 考えすぎかしら?
ヒロキ:あの、今回ほんまにそういう、なんていうんですか、みんないいって言ってくれはるんで、どうゆう反応していいかわからん、まだわかんないだけです。
CC:LEGOは、これがやりたかったのか!っていうか、すごく伝わってきます。
カナタ:ライブワールドで生きてきて、そのライブを意識してっていうところではない自分たちの本当の歌の素晴らしさ、美しさっていうようなところだけを集中して作ったアルバムにはなってます。だからこそ、この『居場所』っていう曲だって、今までの僕たちだったら絶対に作らなかった。もちろん僕たちの中にはあったものだけど、これをLEGOとして表現するのは違うんじゃないかとかいうことになってたのかもしれないです。でも今回はコンセプトが決まってた上で、この『居場所』がハマるっていうのは、ほんま自分たちもなんやろな、歌に対するバンドに進化してるなとは思いましたね。
CC:いい歩みをしてるんじゃないですか?
カナタ:ようやくこういうのが歌えるようになったってことなんでしょうかね。ようやく自分たちで表現できるようになったってことなんかもしれないですね。こういうのやりたいねんてずっと思ってたんですけど、うん。
CC:最初になんか絵画を見るような感じだと思ったのは、生々しくなくって「作品」だからなんですよね。
ヒロキ:まあほんまに、そう思って僕らも、最高傑作な作品ができあがったっていう感じはよく言ってます。
CC:だからこそどういうライブすんのこれで?って。また聞くけど(笑)
ヒロキ:ライブバンドっていっても幅も広いから、新しいライブバンドの形になればいいなと思ってる感じです。あいつらめっちゃ盛り上がる楽しいねっていうライブバンドもおってもいいと思うし、僕らはたぶん、圧倒的に歌を届けて、CDもいいけどライブもっとヤバいよ、みたいな。
CC:これのツアーはいつからですか?
ヒロキ:6月からです。
CC:これは観たいなー。
カナタ:そう言ってもらえるライブにしたいです、ほんとに。
Dr.アサカワヒロ
CC:あ! アサカワくんの発言が入ってない!
カナタ:ちなみにですけど『君の涙を誰が笑えるだろうか』の最後に、彼が「ウォ~オオ~」って歌ってるんですけど、エンディングで。
アサカワ:何その情報(笑)
カナタ:コーラスで入ってますよ、って。
CC:じゃあ思い出しながら聞くわ(笑)
アサカワ:今回のレコーディングの時とか、やっぱりなんかそのリズム録りやったり、楽器を録ってる時も、自分らで作ってる感がすごく強くて。これまでも楽器の強さが出てたりして、新しいルック感だったり色々表現できてたんですけど、今回は歌を、歌の強さというか……LEGOは昔からサウンドがいろんなことやってて、真ん中のボーカルがちゃんとまっすぐ歌ってますねとか言われてたんですけど、一番の僕らの武器の歌だったり歌詞だったり、そういうのが最大限出せてるアルバムになったというのは、録ってる時感じてましたね。
CC:ふむふむ。
アサカワ:自分たちでほんまにセルフレコーディングみたいな形でレコーディングしたんで、すごく納得しながらできてます。誰かに頼るわけでもなくというか、メンバー同士で話し合ってレコーディングを進めて。演奏面に関しても。
CC:今までと違う感じで楽しかったんじゃないんですか、作ってるときって。
ヒロキ:今までで一番大変でしたけどね。
CC:大変さはわかるけど、なんていうの、充実度というか。
ヒロキ:そうですね、できたときの。
アサカワ:納得いくまで歌ったもんな。
カナタ:結構一曲長くやったもんね。内容は濃かったね。一曲、根詰めて。
CC:最後にビジュアル、ジャケットコンセプトについて。このアートディレクターの塩野大地さんは、どういう方なんですか?
ヒロキ:今回、レーベルのスタッフから紹介してもらいました。もともと日本を代表するアートディレクターの元で仕事してらっしゃる方で、そこの人なら、もともといつかやってほしいと思ってたんで、ぜひお願いしますってことで。それで同い年っていうこともわかって、年齢的にもこの僕らがちょっとフレッシュで今からやってやるぜとかっていうよりも、こういう歌ものの内容で11年めのLEGOを出すっていう意味で、シックかつでもちゃんと目を惹くっていうアートワークにしてくれました。意味合いもちゃんと強いし。
CC:そうですか。これで聞きたかったことは、聞けました……。
ヒロキ:まああれですよね、チョキチョキの記事を見てくれてる人は、絶対俺らよりも年下ですよね。っていうときに、あえてこういうものに触れてほしいなって余計に思いますね。そういうときやからこそ聴いてほしい。こういうロックもあるよってことを。
CC:ん?
ヒロキ:たぶんフェスど真ん中の人が多いやろうし、そういうバンドとかが好きな人が多いやろうけど、一回ちょっとアンテナをこっちにも向けてくれたら絶対響くものが、違うベクトルで響くものがあると思うと信じてるので、チョキチョキ読者やからこそ聴いてほしいなと思います。
CC:ですな。なんかよく、そのバンドにとって転機になったみたいな言い方をするものがあるじゃないですか。そういう言葉だけでくくれないようなデカいものな気がしますよね、これ。
ヒロキ:まあ10年もやってるんで転機がいっぱいあるんですよね。もちろん、そういう意味では間違いなくそのうちの一つになると思います。
アサカワ:間違いねえっす。
カナタ:ツアーが楽しみ。
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